乾坤一擲
野田総理の解散宣言は、まさに乾坤一擲と言えよう。野党のみならず与党まで驚愕させたことは事実だ。消費税といい、野田総理は決断、そして実行できる政治家に思える。ただし決断は民主党のマニフェストに一致していない。バカ正直といわれたのは「近いうちに」だけだったのか。現実的な政治家である野田氏にとって、民主党のマニフェストは非現実的なものだったのだろうか。政権交代実現のために小異を捨てて大同し政策一致のないまま政権奪取した結果となった。まさに野合の実践であったわけだ。個々の政策単位に政党を選ぶこともできないし、選挙の争点はやはり絞れないようだ。TPPも政権交代まで行う民意を問うものだろうか。アメリカのようにリベラルか保守かの選択は2極化が固定化してしまうし、小党乱立する状況では安定しないし長期的視野が無くなる。やhり、行政の長として一定期間を預託してよいのではとも思えてくる。
- 作者: 安本隆晴
- 出版社/メーカー: ダイヤモンド社
- 発売日: 2012/05/18
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