matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

富士フィルムとコダックの違いって何だったんだろう

ビッグカメラがコジマを買収するなど家電の不振はメーカだけではなく販売側にも深刻な影響を与えているようだ。地デジ化は薄型テレビ、特に液晶テレビに特需をもたらしたが、結果としてテレビからの撤退を行う家電メーカが増えている。過当競争が再編を加速している。液晶テレビでの勝者は、セットメーカではなく、各家電メーカへの部品のサプライヤだったかもしれない。富士フィルムは液晶に欠かせないフィルムで寡占化的なシェアを持っている。写真フィルムで培った光学的特性が優れたフィルムの開発力と大型化に耐えうる生産方式を持っている強みを生かしたようだ。写真フィルムという一見特殊で用途が限定された技術の感がるが、実は幅広いケミカルな技術の集大成でもあり、応用範囲は広いようだ。富士フィルムは成長を続けているがコダックゼロックスは振るわない。コダック富士フィルムが供給している製品を同じように開発し供給できたはずだ。コダックのなにが富士フィルムたりえなかったのか。