matsuok’s diary

あくまでも個人的意見であり感想です

医療費削減しかしない政策でいいのか

医療現場

最近、親族が肺炎(誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん))となり入院した。かなりの高齢であり、喉から食物を取る事ができなってしまった。足腰も弱くなり胃ろう(PEG)で栄養補給せざるをえない状況だ。それでも、病院としては1-2週間で退院してくれという。
療養型入院をとらない病院の場合、社会型入院がゆるされなくなっているからだ。一般病棟の場合でも3ヶ月以上は、診療報酬が大幅に削減されるから入院をさせてもらえない。いわゆる病院間のたらいまわし状態となる。

高齢化に備えるはずの介護保険が既に破綻しつつあり、「社会型入院」をほうりだすという経済的な理由のみだ。自己負担できる資産、収入があるものだけが医療機関を利用できるという状況が目の前にある。

やはり、消費税の目的税化を行い、福祉につかうしかないのではないか。
社会全体で負担していくには保険型では破綻しつつあるのが現状だ。
景気動向に左右される直接税ではなく、日々の生活の中で各自が負担していくしかないと思える。
少子化は、子供の無い夫婦や単身者の急増をも意味する。家族が支える環境にはますます遠ざかっていくだろう。
日本の道路が整備されているのは、田中角栄が持ち込んだ目的税が大きく貢献している。

財政健全化のために医療費削減だけを行っている現政策を推進している現政権にあなたは投票しますか。
財政削減しても、赤字国債により公共投資にまわされるだけであろう。

まずは、下記本を読んで欲しい。

患者漂流―もうあなたは病気になれない (祥伝社新書)

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