歴代首相の経済政策全データ
- 作者: 草野厚
- 出版社/メーカー: 角川書店
- 発売日: 2005/01
- メディア: 新書
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60年の戦後の経済史ダイジェストでもあるが、改革改革、財政健全とういうのは変わっていない。結局その効果があって、今があるのか、それとも効果がなかったのか結局よくわからない。日本の経済の舵取りというのは、結果論としてだがそれほど悪くなかったといえるのでないだろうか。これが、政治のおかげといえるかどうかはそれこそ、議論のわかれるところであろうが、よく、日本は経済は一流、政治は三流といわれるが、政治やイデオロギーがないあからこそ、経済がうまくいっていたのかもしれない。衣食足りて礼節を知るである。
この本は、歴代首相での国家予算を円グラフで記載してあるが、少なくても、高度経済成長以降、常に上位にあるのは社会保障費であり、国債である。常に借金を返しつつ、借金をし続けながらも、社会福祉予算は減らされていない。
税制も、直接税依存であったのが、竹下総理時代に間接税たる消費税が導入されたのがやっぱり画期的であろうか。税負担が増えるというのは、かならず内閣が交代する原因であり、それ以外はスキャンダルであろう。直接税は、一見お金持ちから税金をとるということだが、お金を稼いでいるということがそのまま納税につながるかというと非常に疑問ですね。サラリーマンだけであれば、収入は把握できるが、自営業や、いわゆる投資家などは必ずしもと思える。やはり、収入の比率ではなく支出でお金を把握したほうが明確ではないだろうか。
所得税を減税し、間接税を率をあげるべきだと思えるのですが。