最近の音楽の聞き方は
テレビを見ていたら最近の音楽の聞く機器はなにかというアンケート結果を伝えていた。1位はPCをだそうだ。音楽CDを買うのではなくレンタルしてきてリッピングしてそのまま溜め込んでいくのを考えると納得できる。ライブラリ化までできてしまうのだから、それをCDに焼いたり、ましてテープに録音する(うーん、この行為が思いつくのは中年世代だけだろうが)なんて誰もしないだろう。手元のPCに数百枚のCDの音楽を持っているのは決して少数派でもないだろう。かつて若者の個室にはレコードや、CD,カセットテープが山積み状態が定番だったが。それにつれてコンポなどの音響機器も姿を消し、PCにつながった小さなスピーカがあるくらいだ。音楽のデジタル化はすっかり生活に浸透し、かつてのラジカセ(この言葉も中年世代以降)やコンポのかわりにPCが存在し、PCが音響機器であり、CDラックを駆逐している。そして、その音楽の大半はipodやスマホンにも同期され一生ぶんの音楽を持ち歩いているのも普通になってしまう。いま残されているのは本であり、技術的には本もデジタルデータとなれば、一生分の本をPCなどのなかにいれてしまうことは可能だ。しかしながら、出版業者の既得権益保持のため、すくなくても日本では音楽のようにはなっていないのが現状でもある。
本の置き場所に悩んでいる愛書家は多いだろうが、デジタル化がそれを解決するのは遠い将来ではないかもしれない。でも本に埋もれた空間が無くなるのはとても寂しいと思うのは、やっぱりオジサンだからかな。
- 作者: 河合敦
- 出版社/メーカー: 幻冬舎
- 発売日: 2012/01/28
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 8回
- この商品を含むブログ (3件) を見る
- 作者: 小笠原清忠
- 出版社/メーカー: 洋泉社
- 発売日: 2012/04/06
- メディア: 新書
- 購入: 1人 クリック: 2回
- この商品を含むブログ (1件) を見る